『女子高生に殺されたい』を観て、この映画のことを思い出したので
少し記憶の片隅のことではありますが書いてみようと思います。
あらすじ
自転車屋を営む実家のもとで平凡に暮らしていた主人公小春は、
ある夜、度重なる不幸に見舞われてしまう。
そんな小春に手を差し伸べたのは、一人娘をもつ開業医の大悟だった。
優しい彼、その娘にも好かれ、とんとん拍子で結婚が決まる。
誰もが羨むシンデレラストーリー・・・?
幸せの形とは
幼い頃に母に捨てられた経験のある小春。
絶対に自分はそんなことはしない。
母のようにはならない。
しかしその思いの強さは時に牙にもなった。
終始どこか不気味で不安定なところが
この映画の怖いところである。
土屋太鳳がこの役のオファーを何度も断ったというのを聞いたが、
確かに土屋太鳳ピッタリだなと感じる。
娘役の子はインスタグラマーらしいが適任だと思う。
無邪気さと残酷さを兼ね備えた表現が妙にリアルというか…
おわりに
自分が受けたかった、受けられなかった愛を
他人あるいは自分に捧げようと思うのはきっと難しいことなのだと思う。
まあ、この映画はそういう話とはまた少し違うかもしれないけども。
この映画を総じて言えば”狂気じみてる”といったところだと思う。
リアルのシンデレラストーリーは
そう綺麗なものにはならないのかもしれない。