ほそぼそと生活する

旅行先のことや好きな映画のことを語ります。

【映画感想】ゴースト/ニューヨークの幻

恋愛映画の傑作と言われるゴーストですが
ちゃんと観たことがありませんでしたので感想をば。


ほやほやのネタバレ含みます。ご注意ください。


せっかくなら観てすぐの気持ちで綴りたい!
という思いで視聴直後にこの記事を書いています。



あらすじ

恋人同士のサムとモリーは、同棲を始め幸せに満ち溢れていた。しかし、ある日のデートの帰り暴漢に襲われ、サムは命を落としてしまう。幽霊となりモリーの傍にいたサムだが、ある時自分を殺した犯人がサムをも狙おうとしていることを知ってしまい、サムはモリーを守ろうとするが……


次々と巻き起こる展開がとにかく面白い

二人の愛は常に丁寧に表現しながらも、
新たな事実や展開を魅せてくれるテンポの良いストーリーがとても良かった。
必死になるサムと揺らぐモリー、カールの思惑などなど
ハラハラ、時には笑える場面もあって面白い。


オダ・メイのキャラクターも好きですね。
元々インチキ霊媒師なわけなので、霊なんで信じないけど、
サムとかいう本物の霊につきまとわれ半ば無理やり手伝わされる。
最初は怖がるけども、霊そのものに怖がっているというより
インチキした罰だと思ってるところも良さが出てると思う。


キャラクター的にまさに「天使にラブソングを…」の
デロリスを思い出しましたね。笑
ゴーストより後に出たようですが・・・
「天使にラブソングを…」も大ヒットした名作ですね。私も大好きです。



まさに、愛で溢れている

映画序盤で、直接的な言葉ではあまり愛情表現しないサムに
モリーはどこか物足りなさを感じている様子。
「愛してる」って言われたら「愛してる」って返して欲しい…って
思う人は現実でも少なくないのではないでしょうか。
これがラストの伏線になるわけですが…


サムが死んでしまった時、一度は天からお迎えが来ます。
白く輝いた光をよそに、サムはモリーのもとへ駆け寄ります。
その後の病院でのおじいさんの発言で、
サムも良い精霊からお迎えが来ていたことがわかります。
そのことがモリーへの愛とは直結しないかもしれませんが、
彼が心優しい人間であることを示しているのでしょう。


そんな彼が、天からのお迎えを無視して彼女のもとへ向かうわけです。
知らない人にしつこくお願いしてでも、彼女に危険を知らせようと
彼女を守ろうするその姿は彼なりの愛だったのかなと思います。


オダ・メイに体を貸してもらう時も、
静かに、それでいて優しく言葉にはせず、モリーに駆け寄っていました。
それはモリーへもそうですが、オダ・メイへの気遣いとも
取れるのかなと勝手に思っております。


余談

悪人は恐ろしい何かに連れられて死後の世界へ行くわけですが
これが意外にも怖い。
生前の世界に留まるという選択肢すら与えられない。
というか電車の守り人(?)最初怖かったですね。そんなに怒らなくても…
と思ったら、しっかり教えてくれるし…
彼も現世に留まっていられるということは根は良い人なのでしょう。


あと全く関係ないのですが、カールをPCで脅すシーン、
お笑い芸人のサンドウィッチマンのネタにあったのですが、
今まで何のことかわかってなかったのでそこで初めて分かり笑ってしまいました。
面白くて好きなネタなのでついでにリンクを貼っておきます。



おしまい

んー面白かったですね!とても良い映画でしたし
ベタに泣いてしまいました。ベタも好きなんですよね。


傑作と呼ばれる映画はやはり観ておいて損はないですね。