ほそぼそと生活する

旅行先のことや好きな映画のことを語ります。

【映画感想】トゥルーマン・ショー


ここ最近で他に観た映画が無いので、
私の大好きな映画について少し語ります。


*****
ネタバレがあります。
古い映画ではありますが、観たことが無い人は是非一度観てみてください。



あらすじ

保険会社に勤める主人公トゥルーマンの人生を追った超リアリティ番組「トゥルーマン・ショー」は全世界放映の大人気番組。誰もが知る番組でも、その番組の存在を絶対に知らされてない人がいる。それが主人公”トゥルーマン”その人であった。何の変哲もない生活を送るトゥルーマンだが、あるとき自分の日常に異変を感じ始め……


愛すべきトゥルーマン

朝起きると鏡の前で宇宙人の真似事をするトゥルーマン。
周りには明るく陽気に振る舞う様子からも、どこかおちゃらけていて
でも穏やかで優しい人に見える。
そんな彼が自分が何なのか、この世界がなんなのか知るために奮闘する姿は
心打たれるものがある。挨拶も独特で好き。
「おはよう!会えない時のために、こんにちは!こんばんは!おやすみなさい。」
毎日近所の人への挨拶に言うぐらいトゥルーマン自身も気に入っている(?)言葉。
人に気遣いが出来る人だなというのが伝わりますね。


あと映画には関係ないかもしれませんが
ジム・キャリーの笑った顔とても良い。
そもそもいつも笑顔で笑ってるイメージですが…


誰よりもトゥルーマンのことを気にかけた人

ローレンはトゥルーマンにとっても忘れられない、一目ぼれの相手。
番組上の事情でローレンはトゥルーマンの前から姿を消さなくてはなりませんでした。
それでもローレンは、トゥルーマンを撮り続ける人たちのことを批判し続けます。
少なくともこの映画の中では一番、トゥルーマンの気持ちに
寄り添おうとしていた人ではないかと思います。


ローレンにとってはトゥルーマンは主人公ではなく、
トゥルーマンという一人の男性なわけです。


ローレンの部屋にはたくさんの新聞など載っておりますが、
なんとかしてトゥルーマンを
映画の世界から抜け出させる方法を考えていたんでしょうね。
視聴時はそこまで深く考えていませんでしたが、
そう思うとそもそもローレンはトゥルーマンのこと元々好きだったんだろうか?
なぜエキストラになったんだろうか?
いや、もしかしたらローレンはエキストラではなく、紛れ込んでいたのかも…?
映画でそれが分かるシーンがもしかしたらあったかもしれません。
すみません、私の見落としか忘れてるかもしれませんね…


皮肉たっぷり?

この映画では番組を視聴する人たち、楽しみにする人たち、
トゥルーマンのことを応援する人たちが多々写りますが、
あくまでエンターテイメントとして観る人がほとんどなのではないでしょうか。
それを何よりも感じさせるのが、ラストに写る視聴者。
さっきまでトゥルーマンのことを心配して応援して、
抜け出してやったー!と思ったらもう興味が移ります。
所詮はテレビ、娯楽なわけです。


ちょっと違うかもしれませんが、芸能人って
一般人とは違う扱いがされますよね。
写真撮られたりちょっとしたことがニュースになったり。
でも話題好きの人には、それは日常のちょっとした娯楽なわけで。
真実や当事者の気持ちは関係ありません。


ずっと疑問なんですが、芸能人だからといって
何故プライベートまで制限されなければいけないんでしょうかね。
尾行されたり盗撮されたり、あんまりだなぁと思うことも少なくないです。



トゥルーマンのその後は?

外の世界に出たトゥルーマンはどうなるんでしょうか。
ローレンと結ばれるのは勿論でしょう。
でも全世界がトゥルーマンを知っています。
それこそ普通の一般人としての生活は難しいと思います。


きっと困難を極めるだろうな、と思いつつ
それでもトゥルーマン自身が選んで進める道ならばその方が幸せなのかも?
と思ったりしています。


おしまい

思ったより長くなってしまいました。
定期的に観たい名作映画です。


別ですが、ジム・キャリー主演のエターナル・サンシャインもおススメです。
またいつか観返したときにでも感想を書こうと思います。